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私は、勤務助産師として働きながら、桶谷礼子先生のもとで、桶谷式乳房管理法を学び、来年4月に開業を目指している者です。
お産件数は決して多くない近年、お母様方ひとりひとりの母乳育児に対する関心は高まっているのを実感します。様々なお母様方の生の声を聞く機会も少なくありません。
A さん 「もともと陥没した乳首だから、一人目は滑って子供が母乳を飲んでくれませんでした。そのうち母乳が出なくなって、ミルクになってしまいました。今度こそ母乳を子供にあげたい気持ちでいっぱいです。でも、陥没だから・・・」
B さん 「今までずっと母乳だけです。甘い物が好きで、いつものように食べていたら、急に熱が出て、おっぱいが大変なことになって・・・子供も機嫌悪くなるし・・・」
C さん 「おっぱいはよく飲んでくれて、夜はよく寝てくれます。なのに時々、乳首の先に白いのができて、痛くなったりします。それに、子供も飲んでくれなくなってきます。」
A さんは、お産の直後から、母乳に対する思いを話して下さり、早い時期から乳房マッサージを受け、お母様自身も根気強く、乳頭をお子さんに含ませ続けました。また、退院後も乳房外来に通院され、約1ヶ月過ぎには、しっかり突出した乳頭になり、あふれる程の母乳が飲めるようになりました。
乳頭の形で諦めざるを得ないと勘違いされている方も多いのではないでしょうか。陥没や扁平な乳頭でも諦めないで下さい。
B さん、 C さんに関しては、初めての出産・育児でトラブルが起こってから来院、乳房外来でマッサージと指導を重ねるうちに、徐々に回復の兆しが見られました。「桶谷式のマッサージは本当に痛くないし、子供の顔に出ていた湿疹も良くなってきました。母乳の力はすごいですね。」「母乳には、質が関係あることを初めて知りました。これからは、良い質の母乳を子供にあげるようにしたいと思います。」などお母様方からお話を聞くことが少なくありません。
これらの SOS は、ほんの一部にしか過ぎません。
入院中にいかに大切なアドバイスが成されておらず、お母様方が分からないまま退院し、育児が始まっていることが多い。よって、急に起こる異常事態に来院し、初めて色々な事に気づく。そして、乳房マッサージを受けるうちに、良いものに気づいていく。
これらから、私は、勤務助産師としての責任の重さを痛感します。
今、母乳育児は、見直され、お母様方のニーズも高まっていると思います。母乳には、免疫の獲得、スキンシップ等、利点が多く、加えて“生きているおいしい母乳の底力”を発揮し、 Long stance で健やかな成長・発達を助けます。
このような素晴らしい母乳で、一人でも多くのお子さんが成長・発達するように「母乳は必ず出る、出せるもの、痛くないマッサージ」の代表である桶谷式乳房管理を似て、多くのお母様方が母乳育児を確立出来るように努めていきたいと考えております。 |